2008/11/18

[Musical] Rent - 日本版



私が「Rent」と出会ったのはごく最近。
今年の四月、敬愛するNandeeとお別れする際に、みんなで歌った「Season of love」。
あまりにもいい歌過ぎて、速攻で映画のDVDを借りに行きました。
今年でブロードウェイの公演も終止符を打つとのことで、休み中にNYでも行って見て来ようかなと思ったものの、結局いけず。

本場物を見ずして、日本版を見るのはどうかなーと思いつつも、森山未來君は昔から好きだし、彼がどんだけやるのかってところを見たくなって、先週1人で「日本版 Rent」を見に行きました。

場所は、日比谷のシアタークリエ

小さめの箱で、前から15列目にしてかなり後ろの方。
幕の無いオープンな小さな舞台で、なんとオーケストラボックスが舞台上に!
「Season of Loveの前奏がなり終わり、幕が開いた瞬間横並びになった出演者が歌いだす」という私の予想は、舞台が始まる前に既に外れていることが判明。

メインキャストのうち4人はダブルキャスト。
当日は、以下のようなラインナップ。

ロジャー: Ryohei
ミミ: DEM
エンジェル:辛 源
モーリーン: Mizrock

森山未來君は主役のマーク。

基本的に、日本語のミュージカルは劇団四季しか見に行かない主義だったため、始まる前からちょっとどきどき。メンバーを見ても、「Theミュージカルスター」的な人(私的には音大の声楽科とか出てて、ミュージカルの舞台を数多く踏んでいる人)はいないし、若干名の知れている歌手さん達は舞台経験もないし、他の人々は「ストリートで力つけてきました」的な、ノー王道な人々ばかり。

「ただのアイドルの学芸会的な舞台だったらやだなー」

と、不安が募る。、森山未來君は昔からきっちりダンスを身につけ、多くの舞台も踏んでいるのは知っていたけど、歌の実力のほうは全くわからない。
10年前の別メンバーによるRent公演の動画を見た際は、「あー日本語の歌詞厳しい~」と非常に違和感を感じたし、ほんとどうなのどうなのーって感じで・・・。

が、しかし。
始まりの演出は、私の心をがっちり掴むものとは程遠くはあったけれど。

未來君の動きの切れのいいこといいこと。
ほんと彼のダンスは素晴らしいです。
歌はというと、もちろん他のプロの歌手さんたちと比べると劣りはするものの、「これは聞くに堪えない」というレベルでは全くなく、個性もあるし、全然あり!って感じ。ていうか普通にうまい。
めずらしく?一箇所完全にセリフを噛みはしたけれど、少なくとも「The舞台俳優」って感じの見事な演技でした。彼はほんと、テレビとかではなく、演劇やミュージカルの舞台で輝く人なんだなぁ、と。
もちろんテレビでの彼も好きだけど、テレビじゃ全然もったいない!
彼の魅力はやっぱり舞台で最大限に発揮されるのでつ!

そして、彼以外の出演者様達。
めっちゃ歌うまいです。
ミミほんと良かった。
ミミとRyoheiのハーモニー素晴らしかった。
でも、もしかしたらミミ役の子は、もっと他の声質の男子との方が合うんではないかとも思ったり。
RyoheiはRyoheiですごーく歌うまいんだけど、もっと声がマッチする相手がいるかも。
恐らく、もう1人のロジャー役のKさんでは、もっと合わないんじゃないかと予想。声が柔らかすぎ?
でも、そんなミスマッチ?をも払拭するミミの歌唱力ですごく酔わされました。
遠めで見ると松本莉緒ちゃんに似て超かわいかった。実際はそうでもないっぽいけど・・。

いかにもストリートで育ちました雑草魂系の人々も、本当に素晴らしかった。歌も踊りも。
なんか「日本の未来は明るいな」とか思いました。
けして「学芸会」レベルではなく、素晴らしい舞台でした。「ブロードウェイミュージカル」の看板借りるにふさわしい!とまでは絶賛しないけど、NYerに見せても恥ずかしくない舞台だったと思います。
私は基本四季らーなので、雑草魂系の人たちの舞台はどうなのーとは思ってたけど、そもそも「Rent」の舞台背景がそういう若者達にスポットライトを浴びせているわけで、彼らは等身大って感じで非常にふさわしかったかと。

もちろん、そもそも超アップテンポな曲に無理やり日本語の歌詞譜割りして「ちょっと何て歌ってんのかわかんないよ」という部分や、セリフも聞き取りにくい部分が少なからずありはしたけれど、でも全体的に、最終的に、「超満足」している私がいました。

あの小さな舞台でよくあれだけのスケール感だせたよなー、みたいな。
やっぱり「ミュージカル」なわけなので、「歌」「踊り」、この2つのレベルが高かったことが勝因でしょう。
しかも若わいい、若っこいい子達がわんさかで、目にもやさしかった。

モーリーンのお尻超セクシーだったし、ミミの悩殺衣装も半端なかった! エンジェルの足がめっちゃ綺麗だったし・・・。

もちろん四季のほうが完成度は高いとは思うんだけど、なんか違う魅力がRentにはありました。
出演者の成長に期待したくなって、もっと応援したくなるみたいなとこも魅力かも。
完成度の低さというか、物足りなさが返って魅力、みたいな。(といいつつ超満ち足りた思いで帰ったけど)

ってことで、実は既にリピートでチケットを購入済。
次回は、ダブルキャスト全員逆バージョンを見に行く予定。
Kの日本語が若干怪しそうだから、もしかしたらRyoheiバージョンよりいまいちかもだけど。
2度ならず、他の組み合わせで3度、4度と見に行きそうな勢いも。
ま、3回目以降は行くとしてもエンジェルシート狙いかなぁ。。

ちなみに、メインキャストに大阪人多すぎ。きっと大阪公演盛り上がるんだろうな。。。

2008/10/29

[Movie] ブロードウェイ ブロードウェイ

ブロードウェイ ブロードウェイ http://www.broadway-movie.jp/ ☆☆☆☆



ぃゃぁぁあ、昨日見た映画と比べて、実に爽快な映画でした!
早朝出社で早く退社したため、ゴスペルまでの2時間半をどうやって暇潰そうかと悩んでいたところ、丁度良い時間に丁度良い長さの映画がやっていたので、急きょ見に行くことに。
事前情報は先日渋谷の駅で見たポスターくらい。
まったく知識無く期待してもいないと、驚きや新しい発見ばかりで、満足度も高くなるものか。

映画は、16年ぶりに再演されるミュージカル「コーラスライン」のオーディション風景をそのまま映像に収め、映画化したもの。

全てがリアルなわけです。

8か月におよぶオーディションでは、本気で自分の人生をかけて挑むダンサー達の熱い情熱がビシビシと伝わってきて、こちらも彼らにどんどんのめり込んでしまいます。
彼らの夢に向かうひたむきさ、惜しまぬ努力というのは本当に見ていてすがすがしぃ!

94分という長さもちょうどいい感じだし、彼らのすばらしい歌声やダンス、演技を見聞き出来るのもだいぶおいしいし、選ぶ側の心理も垣間見れて、いいとこどりのうまくまとまった映画でした。

来年、実際にこのオーディションで選ばれた人々が出演する「コーラスライン」が文化村で見られるらしく、だいぶ楽しみです。

[Movie] 闇の子供たち

闇の子供たち http://www.yami-kodomo.jp/ ☆☆



簡単に言うと、非常に残念な映画だった・・・
期待しすぎたのも悪かったんだろうけど・・・

あまりにも残念だったので、以下はネタバレあり。

この映画は、実話を元に、タイの人身売買、児童買春、違法な臓器移植について描いた作品。
映画を見る前は、「悲惨な現実を突き付けられて、色々考えさせられる深い作品なんだろうな。泣いちゃうかも。」とも思ってました。

が、残念ポイントは以下。

・(これは私の問題だけど)実話を元にしているということはわかっているけれど、やはり映像にしてしまうとむしろ現実離れ感が否めず、現実のものとして捉えることが出来なかった。ただ「悲惨な映画」を傍観しているだけで、話に入り込めない。捉える人間の浅さが問題ではあるだろうけど、映画の作り方にも問題があるのでは?

・最後の桑田の演歌調の歌が、すべてを台無しに。キルビルの再来かと思った。(キルビル自体は好きです。あれはあれであり。) 下手にエンドロールで歌詞のテロップを流したことで、ものすごーく安っぽい映画に感じられた。

・小説ではきちんと納得がいく作りになっているのかも知れないけれど、映画でははしょりすぎなのか、江口がpedophileであるという落ちの必要性がわからない。そこに持ってくる意味は? ただの虚無感を観客に与えたかったのか?

・宮崎あおいは大好きだけど、この映画では本当にめんどくさい感じだった。うっとおしい役柄を見事に演じ切ったとも言えるけれど、ほんとうに「めんどくさい!」

・戸田恵子似のボランティアチーフ役のタイ人の演技がこれまたうっとおしかった。

・ゲーオはイケメンだが、はなっから裏切りキャラだということがばればれで、なんの驚きもなかった。しかも最後のゲーオのシーンがこれまた現実味を遠ざける結果となり、救いのない話に落とし込みたいのはわかるが、全く余計だった。

・役者は揃っているのに、、、

・妻夫木君の役どころがこれまた説明が端折りすぎていて、もはやいらない存在になっている。

・ドイツ人やらアメリカ人の汚いお尻を見せるくらいなら、自殺した遺体を見せてもいいのでは?

・悲惨さを伝えたいのかもしれないが、ただの汚い映像としか伝わらない。メッセージ性を強く押し出そうとしすぎて、むしろ何も伝わってこない結果となった。

・見終わった後は、現実社会に対しての怒りではなく、ただ単にこんな安っぽい仕上がりにしてしまった監督に対しての怒りがこみあげてくる。

まぁとにかく残念極まりなかったですYo!

小説を読んでいないから何とも言えないけど、映像化したのは失敗だったのでは?
とにかく、小説を読んで見て、

悪いのは作家なのか、監督なのか

を見極めたいと思います。

ちっ
Powered By Blogger