2008/12/12

[Musical] Rent - 2回目 ダブルキャスト比較



本日もまた行ってきました、「Rent」東京公演。

今まで同じミュージカルを2回以上見たのは、

・パパの子守歌(サカモトミュージックスクール ←自分、姉出演)
・ロン・一人ぼっちのおおかみ(サカモトミュージックスクール ←姉出演)
・いたずら天使ペンキー(サカモトミュージックスクール ←姉出演)
・小鳥になったライオン(サカモトミュージックスクール ←姉出演)

という、自分が所属していたミュージックスクール主催のファミリー向けミュージカルの毎年行われていた公演か、

・キャッツ(ブロードウェイ&劇団四季)
・夢から醒めた夢(劇団四季)

という劇団四季関連だけで、しかも1回目と2回目の間は少なくとも1年、長いものに関しては20年だったりするんだけど、今回はなんと同じ公演期間中に1回目を見てから1か月足らずで2回目リピートという、異例のはやさ。

まぁ、理由は簡単で、どうしてもダブルキャストの前回見た人達と違うバージョンが見たかったからであります。似非四季らー的には、実は四季の劇団員の名前とか全然知らないので、「今回と違うバージョンも見たい」という願望はあまりないのですが、「Rent」に関しては、出演者が若干ミーハー系(=そこそこ名の知れた)の役者さんだったりするので興味があったのであります。

で、結果的には「期待を裏切らない」素敵な舞台でした。
やはり2回目だけあって、前回より細かな部分にも目が行き届き、セリフも前回の正直5倍くらい聞き取れたし(英語のセリフではないのにこの理解度向上っぷりはむしろまずいのではという噂も。。。)、より深くストーリーを理解できました。
しかも2回目は何がいいって、「あ、これアドリブなんだ」的な部分がわかること。
1度目は当然全てが初めてのため、すべて「演出」として受け止めていましたが、前回と比較することで、アドリブを含めた「生」の1回きりの演技を堪能することができたのであります。

前回萌えっとした、未來君が舞台下に降りてくるシーンですが、毎回同じ席に行くのかなーと思っていたところ、前回とは全く違う席に向かい、しかも今回はお客さんの顔とかなでなでした上に、帽子をかぶっていた女の子の帽子を奪いそれを自分でかぶって散々踊り倒したあとに舞台の上から帽子を投げて返すという、萌死に必至な演出を繰り広げ、「前回未來くんが寄った席狙いでチケットとろうかと思ったけど、毎回違うとこ行くんじゃそりゃ無理だよなー。つーか次回は帽子かぶるか」的なことをかーなり後ろの席で独り思う私でした。

他にも、「米倉さんが鍵落としたのは演出じゃなかったんだ」とか「モーリーンが今回はやたら客席に『ムーン』って言わせたくってる」とか、「火がなかなかつかないじゃないか」とか、前回との違いを十分楽しめました。

で、目的のダブルキャスト比較ですが!

役名    今回のキャスト 比較  前回のキャスト
エンジェル 田中ロウマ  <<<<<<<< 辛源
ミミ    Jennifer Perri =<   Dem
ロジャー  K       <<<   Ryohei
モーリーン 望月英莉加   >=   Mizrock

って感じ。
ダブルキャストだけ比較すると、前回の勝ちかな。

でも、今回はKのおかげ?で未來くんの歌のうまさが際立ってむしろ良かったかも。
前回は、Ryoheiの歌に結構引き込まれて、未來くんの歌にそれほど着目せず、ダンスばかりに目がいってたんだけど、今日はその軽快なダンスはもちろんだけど、じっくり彼の声に耳を向けることができた。前回は普通にうまいなと思ったくらいだったけど、今日は声の伸びが良かったかも。
Kさんは歌はうまいし、Ryoheiともそんな実力差がないんじゃないかなーと思いつつも、あまり惹き込まれなかったかも。でも日本語になんの違和感もなくて感動した。韓国人特有の日本語のクセみたいなものが全然なかった。(音程はちょっと悪かったかも)
でも、ミミもロジャーも前回の二人のほうが、一人ひとりは歌がうまかったと思うけど、二人のハーモニーという意味では、今回の二人の方がマッチしてて、うまく二人の声が共鳴し、気持ち良かったかも。
そういう部分でも色々なパターンを聞くのは面白いよねぇ。いくらうまい2人でも声の質が合わなければ素敵なハーモニーは生みだせないし。

ちなみに、コリンズ役の米倉利紀さんは半端なく歌が上手で、ほんと前回同様惚れぼれしました。
映画版の役のイメージと違ったんだけど、もうそんなことどうでもいいってくらい、声量、声質、音程、声の伸び、すべてに関してパーフェクト。そんな彼の相手役のロウマくんは、・・・・ていうか(笑)っていうか・・・。
ロウマくん演じる「エンジェル」ちゃんは、その名の通り「天使のように美しい」人なはずなわけで・・・。

ロウマさーん!
色黒過ぎますってば!
足マッチョすぎますってば!
ていうか筋肉質過ぎて若干ずんぐりってますから!
ていうか化粧まるでにあわな過ぎですから!
つーかその刈り上げまるで無しですから!

的な。ていうか、エンジェルが登場するたびに「クスクス」「クスクス」って聞こえるの無しでしょ。
ていうかお客さんが悪いんじゃありません。ちみが笑わせるのが悪いんですー!

声も太いしさー。

それに比べて前回の辛源さんは色白ですらっとしてて、「The Drug Queen」って感じのメイクと衣装が相当に会ってました。声も透き通ってました。「ちょっとでかすぎじゃない?」とは思っていたものの、今思えば最高なエンジェルでした。
だったら、Kさんがエンジェルでロウマくんがロジャーでよかったんでは的な・・・。

で、肝心のミミですが。
2人とも歌い方そっくり! 見た目も(背の高さ、顔の大きさなど)もかなり似てる。
でも、今回の子は若干体幹が太め。前回の子もけしてスレンダーって感じではなかったけど、なんかいい感じにいやらしい体つきで、セクシー衣装がだいぶ似合ってました。
歌に関しては、初めのうちは「今回の子は高音の伸びがないな」と思っていたものの、舞台が終盤に向かうにつれ、感情の入り方が半端じゃなく、どんどん惹き込まれてきて、最終的に「なかなかいい勝負だった」という結果に。あばずれ感的には今回のJenniferさんの方がマッチしてはいたんだけど、Demさんのかわいらしさ(とくにしゃべり方や、歌のフェイク部分)が隠しきれないところが、「19歳」という設定のミミにはマッチしていたかなあと。

最後にセクシー対決のモーリーン。
これは今回の望月さんに軍配が。理由は「スタイル!」
二人ともすごーく細くてお尻がセクシーではあったんだけど、望月さんの色白っぷり(最初日本人じゃないと思ったくらいに金髪が良く似合う)と、すらっとしたBodyが勝因。
Mizrockさんもウエストがキュッとしまってたし、いうことなしのスタイルだったんだけど、ちょっと背が低かったので、望月さんの方が舞台映えしたかな。
でも、ミミとは逆で、望月さんはモーリーンとしてはしゃべり方とかがかわいすぎたかな。声も若干凄味がなかった。でもお客さんの盛り上げ方はうまかったかな。
Mizrockさんはさすがに名前に「Rock」があるだけあって、Daigoも驚くようなRock魂全開で、小馬鹿にしたセリフとかが挑発的でパンチがあってモーリーンらしかった。歌も彼女の方がうまかったかも。

今回は何がよかったって、最後が超スタンディングオベーションの嵐だったんだよねー。
カーテンコールが始まった瞬間、最前列のエンジェルシート軍団がぱーっと立ち上がってくれたおかげで、劇場中が一体となって、とても感動的でした。
前回は、私も立ち上がりたかったんだけど、周りが誰一人として立ち上がろうとしてなかったのでついティピカルジャパニーズ的に流れに身を任せてしまい・・・
今回は同じように流れに身を任せたけど盛大にキャストを見送ることができて大満足。

ちなみに、隣にフランス人2人+日本人1人の3人組がいて、ずっとフランス語でしゃべってたから、「この人日本語わかるのかね。そんなんで楽しめるのかね」と不安だったんだけど、結構感動して涙してたりしてたので、「おう。世界に通用する舞台だ」と私的には嬉しかったです。
でも、休憩中余裕でiPhoneで写真とろうとしてたり、舞台始まってもぼそぼそ話してたり、体が大きすぎて肘がぶつかったり、若干殺意が湧いたりしたけど。

まぁとにもかくにも良い舞台でした。29日と30日エンジェルシート並んじゃおうかしら的な。
どんだけ~。

赤坂で発見。Niceな歌姫

世界が狭いのか。ジョージの世界が広いのか。

以前書いた「YTで発見。Niceな歌姫。」のEmilinha aka ichigoemi さん。
なんと赤坂で発見です。



今日はこのBlogでもおなじみの、Gerogeくん率いるGroove Pocketsのライブに行ってきました。
前回池袋に見に行った時は、熱が出て泣く泣く1stセットで独りしょんぼりしっぽを巻いて帰ったため、今日はとても楽しみにしてました。

Wくみさん達が若干Delay気味だったため、1stセットは一人で聞いてたのですが、私の横にもぽつんと一人でいる女性が・・・。
実はその女性こそが超Sweet Voiceの持ち主、Emilinhaさんだったのでした。

私が彼女の動画をブログに貼ったのは、たまたまYouTubeのTopページで彼女の動画を見つけて、その歌声にひどく感銘を受けたからだったんだけど、同じように彼女の歌声に魅了された人が、身近にいたようで・・・。

なんと、ジョージ君はYouTubeでとある曲を探していて、その際その歌を歌う彼女の動画を発見。
彼女の美しい歌声に心奪われ、彼女が日本にいることを知って「良ければライブに来てみてください。」とお誘いしたところ、今日のライブに彼女が来てくれたとのこと。
私はかなり頻繁にジョージライブには行ってるものの、1個前のライブとかは用事があっていけなかったし、今日Emilinhaさんに会えたのは本当にラッキーな偶然!

失礼なことに、私ったらば初めに彼女の名前ではなく、「YouTubeのユーザー名教えて」とつたない英語で尋ねてみたんだけど、その非礼が幸いして、その場でモバイルYTで「ichigoemi」を検索して彼女の動画を見つけたおかげで、「あれ?この動画(のキャプチャ)めちゃくちゃみたことある。」と気づき、初めは「Topページによく乗ってるから?」「こないだのYouTubeライブでfeaturingされてた!?」とか思ったものの、「あ、この動画私ブログに貼ったじゃん!超声の綺麗な子じゃん!」と浜っ子ばりにじゃんじゃんばりばり思い出したのであります。

実際に生で聞いた彼女の声はほんとにやさしくSweeeeeeeeeeeeeeetで、しかもめっちゃ細くてかわいいくて笑顔の似合う女性でした。
歌もの好きな私としては、大好きなイパネマも聞けたし、とっても満足。
しかーも、今日は彼女の歌う2曲以外にも、何曲もSinging George の歌声を耳にすることができてとてもおいしい感じでした。というのも、実はジョージ君はいつもピアノを弾きながら曲を口ずさんでいたらしいのですが、今まで全く気付かず(大井君の歌声と顔芸に集中していたせい!?)、今日は座っていたポジション的にもジョージ君の声が反響しやすいところだったらしく、がんがん彼の歌声が聴けたのでした。

久しぶりに会えたくみこ部長には楽しいロドリゲス(恐らく違う名)話も聞けたし、Groove Pocketsライブ初参加の1組さんは超癒されて帰ってったし、仕事帰りのJazzはまた格別でした!
素敵な夜をありがとう♪

ちなみに、勝手に部長と一緒にGeorge家でのX'masパーティーを企画したので、遂行よろしくどうぞ。
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