2008/04/10

テーハミング最高だムニダ -サムソン美術館編-



行ってきました、初韓国旅行。
あまりにも楽しすぎて、盛りだくさんすぎるので、まずは最も印象的だった 一押しスポットから。

サムソン美術館 リウム 
Official HP http://leeum.samsungfoundation.org/html/main.asp
日本語の説明ページ http://www.konest.com/data/spot_mise_detail.html?no=1237

ソウルにあるサムソンの運営する美術館。周りは閑静な高級邸宅街。
展示物もさることながら、美術館自体が著名な建築家の設計による素晴らしい建築物で、いるだけで癒される。Musem1/2は常設展、サムスン児童教育センターに企画展が。
Musiem1/2&企画展+デジタルガイドPDF付きで13,000ウォン(約1,300円)

MUSEUM1
 SF Moma、ワタリウム美術館の設計者、スイスの建築家マリオ・ボッタが設計。韓国の古美術(青磁、白磁など)を展示。
1Fから4Fへまで吹き抜けとなっているらせん状の階段は、日の光を浴びると影の黒と壁の白が美しいコントラストを描く。(写真上)
階段は、見た目白一色の壁と天井のガラスから差し込む採光により温かみを帯びているが、内部はひんやりとしていて、心地良い。らせん内側の壁には無数の四角い穴が窓のようにあけられており、そこから顔を出してみんな写真をパチリ。

MUSEUM2 カルティエ財団現代美術館、電通本社ビル(汐留)の設計者、ジャン・ヌーべル設計。韓国内外のモダンアート、コンテンポラリーアートを展示。
私の好きなモダンアートパートだったのですが、非常に興味をそそられる作品が多数。
中には日本のアーティスト、奈良美智や村上隆の作品も。奈良さんの作品(ブログにものっているおうち)はとてもかわいくて、お気に入りです。ダミアン・ハーストの「Dance of Death ※リンク先の写真自体は別のタイトルの作品でのようですが、私が見た作品もこれと同一と思われます。)」という作品は、横9mx縦2m程の壁面に、カラフルな物体が貼り付けられていて、遠目で見るととてもポップでかわいらしいのですが、近くによってみると、実はガラスのキャビネットに何千という薬(タブレット)のモチーフが飾られており、込められているメッセージは、「薬物乱用による破滅への警告」。

サムスン児童教育文化センター
 オランダの建築家レム・コールハス設計。外のデッキには、六本木ヒルズにのある蜘蛛のモニュメント(ルイーズ・ブルジョワ作)が親子で登場。(写真下)
また、入口へ続く通路の床には、デジタルの数字が埋め込まれており、「ここは六本木ヒルズ?テレ朝?LV?」と一瞬惑う場面も。
企画展では「Void in Korea Art」というテーマで多数の作品を展示。主にモダンアートですが、Meseum1が「伝統」、Meseum2が「現在」、特設展では「未来」を表現。

どの建物も本当に素晴らしく、心が休まります。本当に癒しの空間。
日曜の午後にもかかわらず、人も少なくゆっくり回れました。
圧巻なのが、サムスン製のPDFによるデジタルガイド。
イヤーフォンで説明を聞きながら作品を見て回るのはどの美術館でもありますが、このPDFは超ハイテク!
作品の前に立つと自動的に解説をはじめ、PDFには作品や作家の情報を表示。早送りや一時停止、お気に入り登録も可能。しかも、説明の途中でほかの場所に行くと、行った先の作品情報が自動的に流れてきます。そのため、作品を順番どおりに閲覧しなくても、きちんと正しい解説を聞くことが可能で、説明に飽きたらその場をされば途中でぷつりと切れてくれるので、早送りや巻き戻しをする必要もありません。目で見る方が早い場合はPDFの文字情報を読んで先に進むこともできます。

とにかく癒しの空間で、入口横のカフェのマフィンもおいしいです。
私たちはホテルから友人に車で送ってもらったので、交通の便について詳しいことはよくわからないのですが、ソウルのチープコスメショッピングの中心地ミョンドン(明洞)まで一般タクシー(模範タクシーと比べて安いけれど、英語や日本語がほぼ通じないタクシー)で15-20分、約1,500-2,000円位だった気がします。相当おぼろげな記憶なのであしからず。

【総評】
アート、建築好きはマストゴーです!現地の人は「予約が必要なのでは?」と言いますが、今は予約は要りません。

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