2008/09/25

ドラマー萌え

最近、小学校友達のピアニスト、George君のおかげで、ジャズを聴きに行く機会が増えてます。
いつもありがとうございます。ぺこり。

実は私、昔は、『バンドと言えば「ボーカル」、何故にドラマーのファンになるんだろう?』と、X Japan の色の白いロン毛のあの人を応援するファンの人を見て思ってました。
(といってもあの人はとても個性的なので、ファンになる意味は全然わかるけど)
ま、とにかくドラマーには興味がなかったのであります。

でも、大人になってからは、ラテンな音楽を聴く機会も増え、自分もバンドに合わせて歌を歌ったりもして、「リズム」がいかに大事かってことに気付きだし、「パーカッション萌え」はひっそりしていました。
でもでも、萌対象はあくまでもコンガやボンゴ、スティール・パンであり、「ドラムス」ではなかった。

しかし、ここ最近、というかここ2回のジャズライブ鑑賞により、ぎゅぎゅっと「ドラマー」に惹きつけられるようになりました。

きっかけは、9/10のジョージ君ライブ
ジョージ君のライブは毎回微妙にメンバーが変わるので、私的にも注目相手が毎回違ってとても楽しめます。
基本、べっぴんさんかジョージ君を注目してるのですが、この時は、彼の演奏自体を見るのは二回目でしたが、異様な、そして絶大なインパクトを残してくれた、ドラマ―の「大井澄東」さんのパフォーマンスに首ったけでした。

もう体全体(特に顔、時には口までもが)で音を表現し、その素早い手さばき、溢れんばかりの喜びを表現する顔芸から一秒たりとも目が離せない感じで。
はじめて彼の演奏を見た際は、ピアニストの方が更にインパクト大な方だったので、そちらに注目しすぎて、彼の音や手元には着目したものの、彼自身もパフォーマンス爆発って感じではなかったので、キャラクターには着目していませんでした。
しかぁし、このときばかりは水を得た魚のように自由に自分の内なるパワーを爆発させた大井さんに、もうメロメロでした。ジャズなのに笑いが止まらないって何故!?みたいな。

で、火曜日は、これまたジョージ君にお誘いいただき、Blue Note にベニー・ゴルソンのライブを見に行きました。(たなちゅさんありがとうございます。)
主役はもちろん、このサックスプレイヤーの「ベニー・ゴルソン」さんという、聞きとりやすい英語を喋ってくれる素敵なおじさま(って超有名な方らしいですがジャズ初心者の私は知りませんでした。てへ。)なのですが、私はどうしてもドラマーの「ジョー・ファンズワース」さんという方に惹かれてしまいました。
なんか、スティックの持ち方が独特(といっても、プロの方はみんな色々な持ち方するので、普通の持ち方かもしれませんが)で、とにかく手元に釘づけでした。
ほんとに細かいリズムを、全然必死感なく、さらりと刻み続けるそのさりげなさに、私的には余裕でダンクしてしまうNBAを彷彿させられました。

普段見ているライブはどちらかというとJBLまたはBJリーグ。もちろん素人レベルと比べると各段に実力の差を感じさせるんだけど、いい意味で「がんばってる感」「必死感」があってそのパワーを楽しめる。
BJだとJBLに比べて遊び心も追加され、エンターテインメントの要素も強くなる。ダンクはクウォーターに何本か魅せ場で確実に決めます、みたいな。
ジョージ君達のライブはそんな感じ!?

一方NBAなベニーさんは、「大人で余裕」な感じ。
すんごい技術をあったり前のようにさらりとこなし、見る人の間隔を麻痺させる感じ。
ダンク何本も連続できめちゃいます、的な。スリーは枠の2m後ろからうちますけど何か?的な。
本当はパワフルなプレーなんだけど、「力の6割しか使ってないよ」的な。なので見る人も力を抜いてリラックスできる、そんなライブ。

そんな感じで、歌もの中心主義だった私も、いろいろな形で音楽を楽しめるようになってきました。
やっぱり生音はいい! しかも小さめの箱は、プレイヤーの表情や手元もじっくり観察できて、より一層楽しめる!

芸術の秋、満喫しましょー♪

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